2016年7月29日

青ヶ島で世界一の星空観賞!

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昨日から青ヶ島に来ています。
なかなか明けない梅雨に気をもみながらでしたが、信じていてよかった!
青ヶ島に来たその日に、関東地方に梅雨明け宣言が出されました。

昨日、そしてきょうの日中とで村内に設置する情報媒体の取材であちこち回るのですが、むしろ本番は、夕方から。
チャーターヘリで「星空とAO-CHU Night」の参加者の皆さんが到着されます。

カルデラ内の池之沢地区のサウナ施設で、青ヶ島独自の焼酎「AO-CHU」の試飲+降るような星空の観賞会です。

スタートは19時半。
それまでに会場で森川尚美と私はせっせと準備。
今回のツアー参加者には限定のすっごくおしゃれでかわいいプレゼントをご用意しました。
もちろん、森川のデザインです。
その画像はきょうのイベント終了後、アップします(笑)。

青ヶ島の郷土料理を味わいながら、AO-CHU杜氏と触れ合って、AO-CHU全種類をテイスティングいただきます。
星空ピーク少し前の20時半ごろから外に出て、空を見上げながら(地面に寝転べるよう役場にお願いして特製シートをご準備いただきました)、AO-CHUオリジナルグラスで好みのAO-CHUを楽しんでいただきます。

星空解説は、青ヶ島村のHPの「星の箱舟」ページの撮影者であり、月刊「天文ガイド」カメラマンの井川俊彦さん。
井川さんも昨日我々と一緒に青ヶ島入り。
徹夜明けなのに、昨夜も午前2時頃まで島内2か所で星の撮影をしていたとか!
ちょっとにわか雨があったもののすぐに晴れて、その後は最高の星空が見られたそうです。

「でも、きょうはもっと最高ですよ。こんなに条件が揃うことは滅多にないですよ!!!」
と、井川さん。
きょうは夏の大天の川に加え、流星もだいぶと飛ぶそうです!

宿のおかみさんが井川さんに会ってなつかしそうに、「前は2006年だっけ? あの時は飛行機やヘリが飛ばずに大変な思いをして青ヶ島に来たものねー」

タレントの篠原ともえさん(青ヶ島村出身)と一緒に、村のHP用と月刊『天文ガイド』の取材で星空撮影のために初めて青ヶ島入りされた時のことだとか。

私はおかみさんの次の言葉にグッときました。

「島ではね、みんなね、あれ(井川さんの星の写真を見て)から、『星』、『星』って言うようになったんだから、ホントに。それまで、海ばっかり見て、空なんて見なかったんだから」

井川さん曰く、「世界のあちこちの『きれいだ』と言われる星空を撮影してきたけど、青ヶ島ほどぜいたくな星空はないですよ」

いよいよ、その星空に会えます。
見たら、もう泣いてしまうかもしれません(笑)。

そ うそう、昨日、島内唯一の商店である「十一屋商店」で取材が終わって、アイスをごちそうになっていたとき、「飛行機が引き返したりヘリが飛ばなかったりで なかなか来れなくて、やっと島に来た人は、『やっと来れた!』という感動があるよね。島を歩くのも、一つ一つ大事そうに見ながらだもの」と、お店のおかみ さんと息子さん(向かいのレンタカー屋さんを経営)が話すのを聞いて、「私もです!」と思わず言ってしまいました。

昨年は4回、何の障害 もなくすんなりと渡島できたのですが、今年は5月の連休明けは羽田から飛行機が飛ばず、6月末は八丈島に飛行機は降りたものの青ヶ島行きのヘリが欠航...2 度の失恋の末の3度目の正直の昨日。八丈島からヘリが空へまさにふわりと飛び立つ時のあの感触を再び味わった時、なんだか感動で涙が出そうになったんです よね。

神のご加護がないとたどり着けない島。
そのありがたみや感動は、障害を経験しないとわからないのかもしれません。
人生と同じですね...。

さあ、本日お越しのツアーご参加の皆さま、準備万端でお待ちしております!
すばらしい一夜になりますように...
良き日、良き出会い、良き機会をお与えいただきました神さま、ありがとうございます!!!

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