2016年6月24日

青ヶ島とAO-CHU

昨年から、絶海の孤島「青ヶ島」(東京都)と、そこで醸される幻の焼酎「AO-CHU」に関わっています。

で、ご報告が遅れました...AO-CHUサイト、既に完成しております↓
http://ao-chu.com/index.html

手前味噌で恐縮なのですが、AO-CHUサイト、とっても評判がよいんですよ。

デザイン担当は、純粋な「気」の塊のような才能溢れる森川尚美。
彼女が細部にまで気を配り、心を込めてデザインしています。
改めて、デザインの力を実感しています。

サイトのコーディングは、今回から「てまかえファミリー」仲間入りの佐々木剛。お客さまの使い勝手、見やすさを考慮しつつ、確かな技術力で森川のデザインを具現化してくれました。

昨年、島に同行したり、一部写真撮影を担当してくれるなど、初動でのサイト構築には、竹森まりえが心血注いでがんばってくれました。

素晴らしい職人たちの手によって、本当にステキなサイトができあがって、私もうれしい限りです!

もちろん、サイトの全ページのコピー(キャッチ、文章)は、私作です。

昨年、島を4回訪問して、杜氏の皆さんたちとお話しして、居酒屋で遅くまで議論して(愚痴に付き合って...笑)、お一人ひとりの人柄を私の中に落とし込んで、杜氏さん紹介のページができました↓
http://ao-chu.com/what/manufacturer.html

実は、AO-CHUサイトの中でもこのページ↑が、関係者の皆さまの間で話題になっているそう。
「みんな(杜氏さんたち)、そのものスバリ!」と、いろいろな方からお褒め(?)のお言葉をいただきました。
内輪で思わず笑ってしまうネタがけっこうあるとかないとか......。

AO-CHUのことを正しく知っていただき、少しでも販売につなげたいとの思いから制作した媒体ですが、サイトやパンフレットは作って終わり...ではなく、ここからがスタート。
これら媒体を使ってどのように広げ伝えお客さまの購買行動に結びつけていくか。

そのためには、まずは、現場の皆さんと進むべき方向性を確認し、目標や狙う(訴求すべき)ターゲットを決めて媒体を制作しなければなりません。

であるからこそ、可能な限り、現場に通いました。

そして。

サイトやパンフレットができあがったならば、いよいよ実動=プロモーションです。

杜氏の皆さんたちの青ヶ島とAO-CHU愛を受けて、私がやるべきこと。
村の文化である「AO-CHU」を絶やさないためには、やっぱり、飲み手からの強いラブコール(声)しかありません。

その第1弾「AO-CHU Night<初めてのAO-CHU>」を、昨夜、開催いたしました!

DSC_0025.JPG

会場は、都内人形町の高知食材にこだわったお取り寄せレストラン「KOUCHI-YA」さんです。

19時よりスタート。
AO-CHU全13種類(この日は「青酎麦」は35度はなし→12種類)をテイスティングしていただきながら、KOUCHI-YAさんのおいしいお料理を楽しんでいただきました。

なぜ、KOUCHI-YAさんだったのか。

お店探しで苦労する中(「場所代」、「お店の利益」等々で条件が厳しくて。AO-CHUは決して安いお酒ではありませんし、こちらの思いを理解して開催に協力いただけるお店となると、なかなか)、最初に、新宿の青ヶ島屋さんが思い浮かびました。

でも、青ヶ島屋には、青ヶ島やAO-CHUをご存じの常連さまがいます。
そこを会場として呼び掛けることイコール、まず、島好きや焼酎好きなお客さまが集まってこられるだろうと考えました。

そのコアなお客さたちとは違った層の、新しいお客さまにアプローチしたい。
それには、逆に、島のイメージとは結び付かない、全く違う環境と食材とでAO-CHUを楽しんでいただくような会をやってみたい。

そこで。

第1回目は入門編と位置付け、、第2回をディープ編として、青ヶ島屋さんで行うことを決めました(10月または11月に開催予定)。

その入門編の会場としてふと思い出したのが、1年半くらい前、数回利用させていただいたKOUCHU-YAさんでした。

温厚で素晴らしいお人柄のオーナー・高橋さんならば、相談に乗ってくださるかもしれない、と、淡い期待を抱いてお電話を差し上げたところ......

「いいですよ、喜んでご協力しましょう!」

と、快諾くださったのです。


ターゲットは30~40代女性。これがその募集告知ページ↓
http://ao-chu.com/event20160623/index.html

なんで、30~40代女性なの!?
年齢が、性別があてはまらない!
参加者を条件で制限するのって、イベント的にはどうなの?

......などなど、いろいろ、いろいろ、クレームをいただきました...(汗)。

本来ならば、AO-CHUを愛してくださる方であれば、どなたでも大歓迎なんです。

しかし。

毎年新酒や新ブランドが出てくる日本酒に比べて、焼酎市場はというと、数年前のブームをピークに縮小傾向。
「飲み手の高齢化と減少」の悩みを、酒屋さんから伺っていました。

イメージ的にも、焼酎=オヤジの酒(笑)。

何も言わずに集客すれば、まず最初におじさま・高齢の方々から手が上がり、それは既に焼酎に慣れ親しんだお客さまたち。それでは市場は広がりません。

<初めてのAO-CHU>と銘打った意図はそこにあります。
焼酎やAO-CHUの魅力を知らない人たち、しかも発信力があって、感度のよい女子をメインに思いを届けたいと。

彼女たちが、(焼酎が好きな方は)自分のために、お友だちに、ボーイフレンドに、お父さんに、お世話になったあの方へのギフトに...と、大切な宝ものとして、AO-CHUの価値を理解して購入する、飲む、薦めてくださる方を増やしたいと考えました。

だから、各所に、女子目線、"かわいい"をちりばめました!
DSC_0024.JPG

最終的には、30~40代女子をメインに、男性も数名(KOUCHI-YAさんの常連さま中心)、「年齢は超えちゃっているけど気持ちはまだ40代、積極的に発信するわよ!」という大人女子にもご参加いただきました。

ご来店いただきました皆さま、そして、温かい多大なるご協力をいただきましたKOUCHI-YAさま(特に、オーナーの高橋さん)、本当にありがとうございました!!!

終了予定時刻の21時を過ぎたのに、宴はさらなる盛り上がりを見せ、店内は笑顔で溢れていました。

自由にのびのびとAO-CHU試飲を楽しみ、KOUCHI-YAさん自慢のお料理に舌鼓を打ち、会話が弾む、弾む......。

いやぁ、なんとも幸せな時間でした...。

帰り際、皆さま口ぐちに、「とても楽しかった」、「こんなに楽しい会は初めて」、「また参加したい」と心から言ってくださり、うれしかったです。

「男性なんだけど、個人的にすごく興味があるのでどうしても参加したい!」と、知人の島ライター/いづやん経由で申し込みでご参加くださった、若手イケメンお酒の専門家(某酒販店勤務)/内藤さん。

「何よりも、こういう人たち(30~40代女子)がすごく興味を持って、あんなに楽しそうにAO-CHUを飲んでいる姿を見て、うれしかったです、勇気をもらいました」

そんなっ。
私は、内藤さんのそのお言葉に、感動しましたよ~!
ありがとうございますm(__)m

多くの方の優しさと誠実さに触れ、喜びをたくさんいただいた会でした。

来月末には、青ヶ島へのツアー「星空とAO-CHU」を企画しています。
特設ページ↓
http://ao-chu.com/event20160729/index.html

一昨年、別のお仕事でご一緒した中野のこだわりツアー専門の旅行代理店「風の旅行社」(風カルチャークラブ)さんのご協力を得て、実現いたしました。

青ヶ島の星空のスゴさ、星の数、美しさ、壮大さは、世界一!
国内のみならず世界各地の星空を撮ってきた写真家/井川俊彦さんお墨付きです。
ツアーでは、その井川さんに星空を解説していただきます。

夏の大天の川、流れ星も飛ぶ、世界一贅沢な星空の下、AO-CHUロゴ入りのオリジナルグラスでAO-CHUを楽しんでいただきます。
もちろん、青ヶ島の風景と、青ヶ島の料理と、杜氏さんたちとの触れ合い、全13種類のAO-CHUの試飲もあります!

誠意は必ず通じる、そう私は信じています。
だから、私と仲間たちは、少しでもお役に立てるよう、自分の持てる最高の技術を最大限発揮して、決して妥協せず、これからも最高のクオリティで仕事をさせていただきます。