2011年12月 2日

オヂロンチーノ?

12月に入ったとたん、冬が到来! きょうも寒いです…。

昨日は、長崎県小値賀島の産物「かつおの生節」をシェフに調理していただこうと、水道橋にあるイタリアンの名店「トラットリア ラ・ルーチェ」に行ってまいりました。
JR水道橋駅から歩いてすぐのところにある、小さくてかわいい落ちついたお店です。
http://laluce-2006.com/

このお店をご紹介いただいたいのは、小値賀島に同行いただいた株式会社ミディアムの引地幸市さん。
引地さんの文化放送時代にはお仕事をご一緒させていただくなど大変お世話になりました。

このかつおの生節、椿と桜で燻してあるのですが、そのままだとほんのり燻製の香りがして、味は薄め。
かつお生節(商品).JPG
photo/引地幸市

小値賀では、かつおの生節をほぐしてそのままご飯にのせてお茶漬けにしたり、地元産の味の濃いゴマをすりつぶした濃厚なタレをかけて食べたりします。
関西では、けっこう、かつおの生節をお茶漬けで食するのはポピュラーだとそうですが、関東以北ではおそらくなじみがない。
かつお生節(スライス).JPG
▲千歳船橋のカフェ「ロカンダ世田谷 森繁通り」で供された小値賀のかつおの生節。photo/引地幸市

小値賀で、引地さんから、「もしかすると、イタリアンに合うかも。知り合いのソースが最高においしいイタリアンの店があるので、そこのシェフに1度試してもらいましょう」と、提案をいただき、「ラ・ルーチェ」訪問に。

さて、小島伸智シェフはどんな料理にしてくださるのでしょうか?


DSC_0132.JPG photo/引地幸市

名付けて『オヂロンチーノ』??
名付け親はオーナーの小島竜智さん(シェフのお兄さま)。小値賀のかつおの生節と小松菜を使ったペペロンチーノなんですが、これが絶品!!! バルサミコの酸味がかつおの生節の燻製の香ばしい風味を引き立たせ、クセになる味。食感もいい。細めのパスタとの相性も抜群でツルツル入ってしまいます。

「引地さんからお聞きした時は、クリームソースでも合うかなと思ったんですが、今回はシンプルにペペロンチーノでやってみようと。きょうは小松菜を使っていますが、キャベツなど旬のものと合わせればバリエーションはいくらでも可能です」(小島オーナー)

ああ、これを小値賀で食べたい!
小値賀の皆さん、いかがでしょう? コバルトブルーの海と白い砂浜の見えるカフェで、小値賀名物「オヂロンチーノ」、なんて……。

あくまで1つの提案です。
これをきっかけ、あるいはヒントに、新商品の開発・既存品の拡販に向けて、“もっとべストな形”で小さな実験が始められれば。
これから丁寧に小値賀島に提案していきたいと思っています。