2011年12月 1日

サバイバルジーン

雨降りの寒い朝です。

3.11後、世の中は変わると思っていました。原点回帰、本質を求める方向へきっと向かうだろうと。
しかし、残念ながらその反対だったようです。
大きな流れは、何事もなかったかのように3.11以前に戻ろうとしている、いえ大量生産大量消費、経済効率主義にさらに拍車がかかったかのようにさえ感じます。

そうした中で、キャッチフレーズだけはなんとなく本質。このなんとなく本質に触れながら上澄みをすーっと掬って、やっていることは以前とまったく同じ、過去の焼き直しというパターンがとても多いような気がします。
悲しいかな、そうした仕事ほど大きなお金が流れていて、メディア受けもいい。

そして、そこに上手に乗っかっていく人々がいる。たくましいと言うか、「お金」のにおいをかぎ取る才能のある人たちっているんですよね。
我が妹が言いました。
「お姉ちゃん、そういう人たちはきっとどんな世の中になっても生き残って行く。彼らには“サバイバルジーン”があるんだよ(=私たちにはないのよね……)」

明日死ぬことがあっても悔いの残らないよう、毎日を大事に生きていこうと思うのでした。