2010年2月25日

鳴子の米プロジェクト 地域力実践フォーラムへ

久しーぶりの更新です(いつものことですが……)。
どうして年度末ってこう慌ただしいのでしょうか。
冬眠しない人間だって、3月はこれからの活動的な季節に備えて心身をゆっくり慣らしていかなきゃならない大事な時期のはず。 もっとのんびりすべきなんだ、春休みが必要だ、体にいいわけがないと一人ぼやいておりますが、きょうの東京は春一番が吹き、とにかく暖かな一日でした。

午後から雨が降り出しそうだという明日2月26日(金)、夜に宮城県大崎市鳴子温泉町に入ります。
以前、この雑記帳の「気持ちって大事じゃないでしょうかPart1、2」でもご紹介した、地域で米づくり・農業を支える鳴子の米プロジェクト(以下、「鳴子の米プロ」)が、今年度地域づくり総務大臣賞を受賞。その記念と5年間の鳴子の米プロの軌跡を振り返るフォーラムが27日(土)に開催されます。

私はその第2部の対談「豊かな地域とは、米プロの意味・人・力」のコーディネーターを仰せつかりました。
で、対談のお2人というのが、結城登美雄先生(民俗研究家・鳴子の米プロ総合プロデューサー)と甲斐良治さん(『増刊 現代農業』j編集長)! ご存じの方はお分かりかと思いますが、お2人だけで十分、ガンガン議論は進んでいきます、きっと。ただ、その深くて熱いお二人のお話を、会場の皆さんと共有するのが私の役目。
大役です……。

「鳴子の米プロ」がスタートして5年。まるでドラマのようにいろんなことがあったそうです。
何事も、大義名分のある運動には正面切って反対する人は少ないものの、それが注目を集めたり、おカネになるとわかると、「きれいごと、理論や哲学では飯は食えない」とカネの論理に走る人が出てきます。
おカネは人を変えます。
私だっておカネはほしいし、おカネはあるほうがいいです。
おカネは人を元気にもするし、破壊もします。
だから、心のある、気持ちのあるおカネにしていきたい……。

あさって27日は、鳴子の米プロの、またそれを小さな旧鳴子地区という地域で続けることの意味を語り合う会です。
どんな議論になるのでしょうか。
著名なお2人の間で右往左往する自分を想像して苦笑しつつもその責任の重さに身の引き締まる思いです。
私も「当時者」として皆さんといっしょに考え、悩み、勉強してきたいと思っています。
http://www.naruko.gr.jp/file-event/220226-27-kome-forum.pdf

終了後は、昨年12月に鳴子の米プロの第2ステージとしてオープンした「むすびや」にも寄ってきます!「米プロむすびや」2009年12月オープン.jpg
写真提供:NPO法人鳴子の米プロジェクト