2008年10月15日

地ごぼうに夢中。クセになるシャキシャキハンバーグ。

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南国の石垣島から岡山県倉敷市に移り住んだ通称「えど」(江戸野陽子さん)から、岡山野菜を使ったレシピが届きました。彼女、1児の母であり野菜ソムリエでもあるんです。
東京農工大農学部卒の彼女は卒業後、都内のある生協に勤務し結婚を機に退職。学生時代、農業サークル「耕地の会」で野菜づくりの面白さに開眼し、ベジタブル&フルーツマイスター(野菜のソムリエ)を取得しました。リクルートの総合情報サイトAll Aboutの「野菜・フルーツレシピ」にも連載中です。
今回は、倉敷ブランド「連島ごぼう」を使ったレシピの紹介です。

【本日の献立】
ごぼう入りハンバーグ 蒸し里芋の味噌ソース 水菜とえのきのおひたし ピーマンのナムル ごはん 味噌汁 デザート:黄金桃


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【レシピ】
牛豚合びき肉 150g 玉ねぎ 半分 ごぼう 半分 塩 ふたつまみ こしょう 少々 片栗粉 小さじ2 1. 玉ねぎをみじん切りにし、油を引いたフライパンで玉ねぎが透明になるまで炒める。 2. ごぼうはたわしで皮をこそぎ落とし、みじん切りにし、酢水に漬けてアクを抜き、ざるにあけて水気を切ります。 3. ボウルにひき肉、玉ねぎ、ごぼう、塩こしょう、片栗粉を入れてよく練り、6等分にし、楕円形に丸めます。 4. ホイルをひいた魚焼きグリルにハンバーグのタネを並べ、中火で表面10分、裏面5分焼いて、できあがり。

永田さん、こんにちは。6月末に石垣島から岡山に移住し、ようやく落ち着いたところです。ここ岡山は「フルーツ王国岡山」だけにフルーツ農家が多く、いつでも地元産の旬のフルーツが手に入ります。秋口になると、いちじく、マスカット、ピオーネ、黄桃、栗、梨などが旬を迎えます。なじみのない品種もあり、毎日新しいフルーツの発見があります。この前初めて「黄金桃」を食べました!黄金桃は、黄桃の一種で、トロピカルフルーツのような強い甘みがするんです。普通の桃と比べて大きく、濃いオレンジ色の皮を持ち、収穫してから1週間ほど常温で追熟させて食べます。まるで南国のフルーツみたいです。 引っ越してきた当初、地元の人たちの豪快なフルーツの買い方を見てびっくりしました。箱入りのフルーツを贈り物として、また自分たちで食べるために数箱まとめて購入していくのです。フルーツは地元の人たちにとっては日常食のひとつ。食後のデザートや子どものおやつに大活躍です。私の食卓にも地元岡山産のフルーツが仲間入り。こんなに地元産のフルーツと密接した生活を送るのは初めてです。

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野菜は、地元のスーパーで「おかやまみにくい野菜の子」というシールの張られた野菜を中心に購入しています。名前がおもしろいでしょ? 「おかやまみにくい野菜の子」は倉敷市の周辺の農家の野菜。鮮度も味も抜群です。いつでも種類豊富な野菜が揃っており、野菜が売り切れてしまうようなことはありません。「みにくい野菜の子」は曲がっていたり、大きさが不揃いだったり、土がつき放題だったりしますが、これが野菜本来の姿なのですから、これからも「買うこと」「使うこと」で応援していきたいな、と思っています。
今回は地元ならではの食材として連島ごぼうを選び、ハンバーグを作ってみました。実はこのごぼう、私のごぼうの価値観を変えてくれた、記念すべきごぼうなんです。ごぼうと言えば、土がついていて下ごしらえが面倒。そして長細いため買って帰るときに袋から落ちやすくて煩わしい。なので、これまでは積極的に買わなかったのですが、連島ごぼうによってごぼうのおいしさに目覚めてしまったのです。連島ごぼうは地元高梁川の砂の堆積と豊富な水を利用した、他産地にはない、品質の良さが評価され、平成18年度に倉敷ブランドに認定されています。倉敷を代表する野菜に認定されているだけあって、普通のごぼうと比べて太く、色白で、アクも少なめ。土臭さも少なく、柔らかいのにシャキシャキとした歯ごたえがあります。じっくり煮るよりは、加熱するだけのほうがおいしくいただけるので、今回はハンバーグにしています。その他、我が家の定番はきんぴらやサラダの他、大量にささがきにしたごぼうをお鍋の具にして食べています。かなりおすすめです。
また岡山のおいしいものを見つけたら、お知らせしますね。

All About 【野菜・フルーツレシピ】 http://allbout.co.jp/gourmet/vegetable/
JA倉敷かさや 連島ごぼうhttp://www.oy-ja.or.jp/~yg/tokusanhin/gobo/gobo.htm