2014年7月 2日

「とりあえず」、は止めませんか

梅雨の晴れ間のものすごくよいお天気。
でも、明日からまた雨なんですよね、関東は。

私には、嫌いなコトバがあります(あ、いろいろいっぱいある中でも特に、と言う意味......笑)。

とりあえず」、「当面は」、「適当に

なぜか。
とりあえず、当面の対処で、適当にやったものは、それ相応のものにしかならない。
つまりどこまでも中途半端なんです。

しかし、このパターン、多いです、本当に。
私「いちぐう」や、我々「てまかえシスターズ」への依頼も、いまソコに見えている課題の解決としてお話が来る時があります。そのお話だけを聞いていると、なるほど、ではこの部分にこんな提案をしていけばよいのだなと考えます。

ところが。
よくよく聞いてみると、あるいは仕事がある程度進んだところでいろいろと内実が見えてくると、それが一部分の綻びを繕うための作業=「泥縄」であることがわかってきます。

「いま、それじゃあないでしょう」
「そこをやるべきじゃあないでしょう」

要するに、取り組むべき優先順位が違うわけです。

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2014年7月 1日

地域づくりのための「事業化」はなぜ難しいのか?

きょうから7月。早いものです。
沖縄はもう梅雨明けしたそうですが、関東はこれからが長いのですよね。

以前に、地域づくりと地域活動の違いについて書きましたが(過去記事)、このところ、なぜ、地域づくりが次の一歩へなかなか進めないのか、場当たり的な策を打ち続ける、同じことの繰り返しになってしまうのか......考えてしまいました。

理由はいろいろあります。

1.主体の世代交代
地域活動的なものを世代(主体となる人たちの意識)が変わってもやり続けるということが、難しい。

2.補助金頼り
補助金が続く限り継続するが、カネの切れ目が活動の切れ目...あとはフェードアウト。

3.根本の問題がなおざり、いつも対処療法
その時々の世のトレンドに合わせて課題とおぼしきことに取り組むも、根本の問題に手を付けず、周辺でいろいろなことをやってきた(どれも効果はいま一つ)。

3.について真剣に議論するような場がまずは必要でしょうし、しかし、そこにメスを入れたとしても、1.が起こった時に2.である限り継続は難しい。

で。皆さんおっしゃるのが、「補助金からの脱却」。
だったら、事業化すればいいんだ! と、本当に簡単におっしゃる。
私が痛感しているのが、この「地域づくりのための事業化(ビジネス、起業)の難しさ」、です。

つまり、4番目の理由に、「事業化=ビジネスにできない」ことが挙げられると思うのです。

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