2013年4月 3日

てまかえシスターズ次女×三女のすんごい作品、できました~!

数カ月間、てまかえシスターズ次女(竹森まりえ)と三女(森川尚美)がクライアントである農家さんと一緒に汗して生み出した作品が、出来上がりましたー。

てまかえシスターズについてはこちらをご覧ください↓
http://www.temakae-s.jp/
http://www.ichigu-doc.jp/2011/01/post-29.html

今回の仕事のフィールドは、次女のホームグラウンドである愛媛県。彼女の知り合いの八幡浜市の柑橘農家の女性6人が立ち上げた「3・SUN(さんさん)カンパニー」さんの、「加工品のラベルなどのデザインをリニューアルしたい」というオーダーを受けて、三女が動き出しました。

しかしながら、三女の拠点は私(長女)と同じく東京です。現地にいる次女が、3・SUNカンパニー社長の矢野さんと次女との間を仲介・コーディネートするとはいえ、「まずは直接つくり手にお会いすること」が三女の基本姿勢。お会いして、生産者がどんな方なのか、どんな思いで、どんな将来ビジョンを持っておられるのかをじっくりお聞きして、しっかりと感じ取り、自分の中に落とし込む作業は、商品のデザインの最も大事な部分でもあります。

メールでのやりとりにはやはり限界があります(都合2回、三女は現地へ赴きました)。
さすがに、幾度も飛んで行くことはできず、最終的なデザインの確認は、次女の協力を得てスカイプによるテレビ電話で行いました。

「3・SUNカンパニー」という社名は、八幡浜市真穴地区で生産される全国有数のブランド温州みかん「真穴みかん」のおいしさの秘密である3つの太陽の恵み=太陽光、海からの反射光、石垣の反射光に由来しています。
そこで、三女は、この社名に込められたステキなコンセプトのロゴ化に着手しました。

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2013年4月 1日

自分の食べるものを、誰にゆだねればいいのか?

4月になりました。
さあ、新年度です。
光陰矢のごとし。
1日、1日を大事に生きていかなきゃ! です。

先日、10年ぶりぐらいに山形県白鷹町へ行ってきました。
知人の役場職員Sさんからのホントに久しぶりの依頼で、農業者の皆さんを前にお話させていただきました。
その翌日、Sさんが白鷹の中山間地域にある集落へと連れて行ってくれました。
そこで、改めて、現代農村の抱える深刻な問題を目の当たりにしました。

Sさん:「いまここに見えている限りの農地の耕作者(認定農業者)。実は、○○さん1人です」
私:  「えっ? これ、全部ですか? ......」

次に、そこから少し移動した場所で。
Sさん:「このあたりの農地も全て、○○さん1人で耕作しなければならないんです」
私:  「はぁ~? ここもですか? ......」
Sさん:「だから、彼はいま、頭を抱えているんです」

○○さんとは、昨日の講演会にも参加されていた50代後半の農業者です。
いま、各地の農村部で、「人・農地プラン(地域農業マスタープラン)」への取り組みが始まっています。
これは、地域や集落が抱える農業の担い手(人)と農地の問題解決のために、集落の皆で、中心となる経営体を決め、そこに農地を集めて、地域農業の将来を在り方を話し合っていくものです。

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