2008年12月24日

Vol.2 風景を読む人、廣瀬さん。

旧常葉町_現田村市.JPG


大変永らくお待たせいたしました。
第2回目の「いちぐう人」は、環境デザイナー・東北芸術工科大学准教授の廣瀬俊介さんです。
廣瀬さんとの出会いは2000年頃。前職で農業雑誌『びれっじ』の編集長をしていた頃、岐阜県の古川町(現・飛騨市)へ廣瀬さんがディレクションされた『濁流のあと/アートミーティング/』の取材に行ったことがきっかけだったと記憶しています。
その後、『びれっじ』に環境デザイナーの視点からグリーン・ツーリズムについて連載していただきました。
一貫して「風土」にこだわる廣瀬さんの手法は、景観や環境という言葉で表されてきたものの構成要素を風土の視点からつなぎ直し、今、目の前に見えている風景がそこに存在する「意味」「理由」「関係性」を徹底的にあぶりだすというもの。
その作業を廣瀬さんは「風景を読む」と、呼んでいます。建物や場の設計をするのに写真を撮って記録するのではなく、自身の目で見たものを微細なスケッチに落としていきます。
「自分で描くという行為によって、より深くその場を観察します。描いているときの光の色、強さ、それによる建物の影、植物の色、密度など、気づくことは数多くあります」
大学では廣瀬さんの講義を熱心に聴く学生が多いとか。若者たちが「考える」おもしろさに目覚め始めています。
ものごとのつながり、関係性を考え、自らそれを科学的に読み解きつないでいく。
緻密で地道で本質的な廣瀬さんの独自の考え方・手法がどうやって生れてきたのか?
じっくりロングインタビューで廣瀬像に迫ってみました。

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2008年12月 3日

第2回 ロンドンで日本食が増殖中!?

Cittie of Yorke

お元気でしょうか。ロンドンの滝沢です。
前回コラム掲載時からの状況の変化をお伝えすると、こちらではサマータイムが終わり時計の針が1時間戻りましたが、それと同時にめっきり寒くなりました。例年はそれほど雪は降らないようですが、これまでもう2回も雪が降っています。また日が極端に短くなり16時頃には大分暗くなるため、少し残業しただけでもメチャメチャ働いた気分になります。心なしか昼からパブで飲んでいる人の数も増えてきたようです。こうした環境のため英国人は日照に飢えており、周りで聞く年末のバケーション先の一番人気は、なんとエジプトとのこと。しかし我が家は、末の子供がまだ生後5ヶ月のため、今年はおとなしく英国近辺(EU内)でゆっくり過ごす予定です。
また、円高ポンド安も急速に進んでいます。今年7月に来た当初は、1ポンド200円を越えていましたが、現在は140円台にまで落ち込んでいます。円でもらうお給料は手取りが上がり嬉しい反面、本来の使命である日本からの農産物等の輸出促進には大きな阻害要因となっており、大変複雑な心境です。

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